目次
乳歯の生え替わりと永久歯の重要性
・乳歯と永久歯の違い
・乳歯の萌出時期
・永久歯の萌出時期
・乳歯と永久歯の基礎はママのお腹の中で既につくられている!
・生え替わり時期にきをつけてほしいこと
・まとめ
乳歯の生え替わりと永久歯の重要性
こんにちは。
南武線「稲田堤駅」徒歩1分の歯医者・歯科「ししどファミリー歯科稲田堤駅前」院長の中村です。
今回は乳歯の生え替わりのお話をします。歯の生え替わりは、お子様の成長と健康においてとても重要です。これを理解して、歯科医院やご家庭で適切に対応することが大事です。この時期に気をつけるべきことについて明記していきます。
乳歯と永久歯の違い
歯の数は乳歯20本、永久歯になると(人によって差はありますが)親知らずを含めて 32本になります。
親知らずは、おおよそ18歳以降から生えてくることが多いですが、生まれつき欠損していたり、スペースが足りずに生えてこない場合も多くみられます。日本で、一生を通じて親知らずが生えてこない人は、全体の1/4くらいいると言われています。
昨今の患者様を拝見していると、現代の方は顎の小さい方が多く、親知らずが生えている方は少なく感じます。
以下に大きな違いを挙げます。
形態とサイズ:乳歯は永久歯に比べて小さく、丸みを帯びています。永久歯は大きくてしっかりした形状をしています。
数:乳歯は全部で20本(上下各10本)ですが、永久歯は32本(上下各16本)あります。このため、永久歯が生えるときには顎が十分に発達している必要があります。
構造:乳歯はエナメル質と象牙質が薄く、虫歯になりやすい。
寿命:乳歯は一時的なもので、やがて永久歯に生え替わります。永久歯は一生使います。
乳歯の萌出時期
乳歯はだいたい生後6か月から3歳頃までに生えそろいます。個人差はありますが、以下が一般的な乳歯の生える順序です
1下の前歯(下顎中切歯):生後6〜10か月
2上の前歯(上顎中切歯):生後8〜12か月
3上の横の前歯(上顎側切歯):生後9〜13か月
4下の横の前歯(下顎側切歯):生後10〜16か月
5第一臼歯(上下ともに):生後13〜19か月
6犬歯(上下ともに):生後16〜23か月
7第二臼歯(上下ともに):生後23〜33か月
上記はあくまで目安です。乳歯が生えてくるのが遅い早いは個性だととらえていただくとよいかとおもいます。
永久歯の萌出時期
永久歯だいたい6歳頃~12歳頃に生え揃ってきます。これも個人差がありますが、以下が一般的な永久歯の生える順序です。
1第一大臼歯:6〜7歳
2中切歯:6〜8歳
3側切歯:7〜9歳
4第一小臼歯:9〜11歳
5犬歯:9〜12歳
6第二小臼歯:10〜12
7第二大臼歯:11〜13歳
8第三大臼歯(親知らず):17〜21歳
乳歯・永久歯の基礎はママのお腹の中で既につくられている!
実はあまり知られていませんが、赤ちゃんはママのお腹の中で乳歯と永久歯の基礎を作っています。妊娠7~10週目には乳歯の元となる歯胚が形成され、妊娠3~5ヶ月頃には永久歯の歯胚ができ始めます。生後数ヶ月で乳歯が見え始め、永久歯は大体6歳頃から生え始めます。乳歯と永久歯の生え変わりが始まる頃には、あごの中で永久歯が準備を整えています。永久歯の歯冠部が完成し、次に歯の根が作られ始めると、乳歯の根を溶かす細胞が現れ、乳歯の根が徐々に溶けていきます。最終的に乳歯が抜け落ち、永久歯が顔を出します。
生え替わり時期にきをつけてほしいこと
1口腔衛生の維持 虫歯の予防:乳歯が生え始める時から、適切な口腔衛生を維持することが非常に重要です。ししどファミリー歯科では、お子様の歯磨きをサポートし、フッ素配合の歯磨き粉の使用を推奨しています。定期的な歯科診療を受け、専門的なクリーニングと検査を行うことも大切です。当院では、お子様の予防歯科と衛生教育に注力しています。
2バランスの取れた食事:栄養バランスの取れた食事は、健康や精神、そして歯と歯茎の健康にも寄与します。カルシウム、ビタミンD、リンなどの栄養素が豊富な食材を取り入れましょう。また、砂糖などの糖分摂取のコントロールも虫歯予防に繋がります。お子様からお菓子を取り上げることは難しいので、適宜バランスをみることが大切です。
3定期的な歯科検診:定期的な歯科検診は非常に重要です。虫歯や不正咬合を早期に発見し、適切な対応をするために必要です。特に生え替わりの時期には、歯の発育状況や歯並びを確認し、必要に応じて治療を行います。
4異常の早期発見と対応:乳歯がいつまでも抜けない、永久歯が重なって生えてくるなどの異常が見られる場合は、早めに歯科医院に相談しましょう。早期の治療が将来的な問題を防ぐ助けになります。一般的には歯並びに影響することが多いです。
5矯正治療の検討:生え替わりの時期には、歯並びや咬合に問題がある場合、矯正治療が必要となることがあります。ししどファミリー歯科では、適切な時期を見極め、適切な治療を開始することで、効果的な矯正治療を提供しています。
6歯の健康教育:お子様に歯の健康の重要性を教えることは非常に大切です。理想と現実は異なるかもしれませんが、正しい歯磨きの方法やバランスの取れた食生活の重要性を理解してもらうことで、将来的な口腔衛生の維持に繋がります。
まとめ
乳歯の生え替わりは、お子様の成長において非常に重要な時期です。乳歯と永久歯の違いを理解し、それぞれの生える時期を把握し、適切なケアや矯正治療を行うことで、お子様の口腔の健康を保つことができます。定期的な歯科検診、適切な口腔衛生、バランスの取れた食事、早期の異常発見と対応、そして歯の健康教育が、健康な歯と笑顔を育むための鍵です。お子様の将来の健康のために、これらのポイントをしっかりと守りましょう。ししどファミリー歯科では、お子様の健康的な口腔内の成長を応援しております。
小児虫歯治療・小児矯正なら川崎市多摩区のししどファミリー歯科へ
乳歯と永久歯の違いはご理解いただけましたでしょうか。
ししどファミリー歯科では、お子様から大人の方まで多くの矯正患者様にご通院いただいております。
セカンドオピニオンも承っておりますので、お子様の歯並び、お口元のお悩みを抱えていらっしゃる方は、ししどファミリー歯科までお気軽にご連絡くださいませ。
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