目次
セラミックやジルコニアの歯は変色するの?原因や予防法は?
・セラミックの歯の色の特徴
⁻天然歯のような透明感を再現
⁻歯茎との調和がすぐれている
⁻安定した色合いを長期間維持
・セラミックの歯が変色する原因
⁻喫煙の影響
⁻着色しやすい食品や飲料
⁻長期間の使用による変化
⁻メンテナンス不足
⁻接着剤の劣化と汚れ
⁻日常的な汚れと着色
⁻金属製の土台の問題
⁻歯茎の後退による露出
・変色を防ぐ予防法
・素材選びにこだわる
・日々の口腔ケアを徹底する
・着色を防ぐ工夫をする
・定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
・喫煙を控える
・長く美しい状態を保つために
こんにちは。南武線「稲田堤駅」徒歩1分の歯医者・歯科『ししどファミリー歯科稲田堤駅前』歯科医師の愛須です。
今回はセラミックについてお話していきます。
セラミックの歯は、その美しい見た目と高い耐久性で多くの人に選ばれる人気の素材です。しかし、「セラミックの歯の色は変わるのか?」と心配する人もいるかもしれません。
特に、セラミックの歯は銀歯などに比べて費用が高いため、できるだけ綺麗な状態を長く保ちたいと思うのは当然のことです。
この記事では、セラミックの歯が変色する可能性について詳しく解説します。また、セラミックの歯の美しさを保つための具体的な方法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
まずは、ジルコニアなどセラミックの色の特徴について説明します。
セラミックの歯は、その美しい見た目と耐久性の高さから、多くの人に選ばれています。特に、色の美しさや自然な仕上がりが大きな魅力です。ここでは、セラミック歯の色の特徴について詳しくお伝えします。
天然歯のような透明感を再現
セラミックは光を程よく透過する性質があり、天然歯のような自然な透明感を再現できます。そのため、周囲の歯と調和し、美しい仕上がりが期待できます。
さらに、セラミックは一人ひとりの歯の色に合わせて細かく調整できるので、治療部分が周囲の歯に馴染み、違和感のない自然な見た目を実現し、患者様が満足できる歯を提供することが可能です。
セラミックは歯茎の色と自然に調和し、特に前歯の治療で高い審美性を発揮します。さらに、変色しにくい素材なので、今日入れた状態と一年後を比較しても、美しい見た目を保つことが可能です。
金属を使わないセラミックは、金属アレルギーの心配がなく、金属による歯茎の黒ずみも避けられます。その結果、天然歯に近い美しい仕上がりを長く維持できます。
セラミックの利点として、コーヒーや紅茶などの着色しやすい飲食物の影響を受けにくい性質があります。適切なメンテナンスを行えば、治療直後の色や艶を長期間保つことができます。
日々のケアと定期的なチェックを続けることで、セラミックの歯は美しい色合いと自然な輝きを維持しながら、長期間安心して使用できます。
では、セラミックの色は変わるのでしょうか?
セラミックは表面が滑らかで着色しにくい性質があり、コーヒーや紅茶、タバコなどの色素による沈着に強く、変色しにくいのが特徴です。
ただし、選ぶセラミックの種類によっては、色が変化する可能性があります。例えば、歯科用プラスチックであるレジンとセラミックを組み合わせたハイブリッドセラミックは、レジンを含んでいるため変色しやすいとされています。
また、長期間使用する中で表面に細かい傷がついたり、光沢が失われたりすることで、見た目に変化が生じる場合もあります。
次に、具体的に変色する事象を紹介します。
セラミックの歯が変色する原因
喫煙の影響
タバコのヤニはセラミックの表面に付着して、見た目を損なうことがあります。特にハイブリッドセラミックは喫煙による変色のリスクが高いため、注意が必要です。禁煙することでセラミックの美しさを保つだけでなく、口腔全体の健康維持にも役立ちます。
着色しやすい食品や飲料
コーヒーや紅茶、赤ワイン、カレーなど、濃い色の食品や飲み物はセラミックの外観に影響を与えることがあります。これらをよく摂取する方は、特に普段からのケアに注意することが大切です。
日々のブラッシングだけでは汚れを完全に落としきれないことがあります。定期的にプロのクリーニングを受けないと、細かな汚れが蓄積してセラミックの美しさが失われる可能性があります。
長期間の使用による変化
ハイブリッドセラミックは、長期間使用すると表面の光沢が失われたり、透明感が低下したりすることがあります。その結果、見た目に変化が生じる可能性があります。
接着剤の劣化と汚れ
セラミックの歯は天然歯に接着剤で固定されていますが、この接着剤は経年劣化や汚れの蓄積によって変色することがあります。それが原因でセラミック全体の見た目に影響を及ぼし、特に接着部分が目立つ場合には、歯全体がくすんだ印象になることがあります。
日常的な汚れと着色
セラミックの表面は滑らかで汚れが付きにくいですが、日常使用によって細かな傷がつくことがあります。その傷に汚れが溜まりやすくなり、茶渋やタバコのヤニ、食品の色素が蓄積して見た目がくすむ原因になることがあります。
セラミックの内部に金属製の土台を使っている場合、時間が経つにつれて金属が酸化し、歯茎が黒ずんだり、セラミックの色が暗く見えることがあります。また、セラミックが剥がれることで見た目に影響を及ぼすこともあります。
歯茎が後退すると、セラミックの下部や接着剤が見えるようになり、見た目に影響を与える場合があります。加齢や歯周病が原因で歯茎が下がると、接着部分が目立ちやすくなり、歯全体の美しさが損なわれることがあります。
それではそれを防ぐにはどうしたらよいでしょうか?最後に予防法についてお伝えします。
変色を防ぐ予防法
セラミックの歯は変色しにくい性質がありますが、正しいケアをすることで、さらに長く美しい状態を保つことができます。素材の選び方や日常生活でのちょっとした工夫で、色の変化を効率よく防ぐことが可能です。ここでは、セラミックの歯を美しく保つための具体的な方法をご紹介します。
素材選びにこだわる
セラミックにはオールセラミックやジルコニアなど、いくつかの種類があります。中でもジルコニアは、変色しにくく耐久性が高いため、審美治療で人気の高い素材です。その透明感のおかげで、天然歯に近い自然な仕上がりを実現できます。
また、金属を使用しないメタルフリーのセラミックを選ぶことで、金属の酸化による変色や歯茎の黒ずみを防ぐことができます。どの素材が自分に合っているかは、歯科医師とよく相談して決めましょう。
日々の口腔ケアを徹底する
セラミックの歯の色を保つには、毎日の丁寧なケアが大切です。柔らかい毛の歯ブラシでやさしく磨くことで、セラミックの表面に傷をつけずに済みます。また、研磨剤を含まない歯磨き粉を選ぶことで、表面の清潔さを保ちながら傷を防げます。
フッ素入りの歯磨き粉を使えば、天然歯を守りつつ口内環境を整えることができます。さらに、デンタルフロスや歯間ブラシを活用すると、歯の接着部分や歯間の汚れを効率よく取り除くことができます。
着色を防ぐ工夫をする
コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレーなど、歯に色がつきやすい飲食物を摂った後は、すぐに水で口をすすぐ習慣をつけましょう。また、ストローを使うことで飲み物が歯に直接触れるのを防ぐのも効果的です。
定期的に歯科医院でクリーニングを受ける
歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングは、普段の歯磨きでは落とせない汚れや着色を効果的に除去できます。セラミックの表面を定期的にクリーニングすることで、光沢を保ち、美しい状態を長持ちさせることができます。
さらに、歯科医院での定期検診を受けることで、変色や摩耗が進行する前に対処が可能です。セラミックだけでなく、天然歯や歯茎の状態も確認することで、口全体の健康を守ることができます。ししどファミリー歯科では予防治療にも力を入れており、個々に合った頻度やメンテナンス方法を提案しています。
喫煙はセラミック歯に着色汚れをつけ、見た目に悪影響を及ぼします。禁煙すればセラミックの美しさを保つだけでなく、口腔全体の健康維持にも役立ちます。
長く美しい状態を保つために
適切なケアと習慣を取り入れることで、セラミックの歯は長く美しい状態を保つことができます。歯科医師のアドバイスに従いながら、日々のケアをしっかり行うことで、セラミックの魅力を最大限に引き出しましょう。
当院ではカウンセリングや説明の時間を重視しており、ゆったりした時間を設け、患者様が治療の内容を十分に理解し、納得した上で治療に進むことができるように努めています。
セラミック・ジルコニア・オールセラミック治療をより詳しく知りたい方は、ししどファミリー歯科にてご相談・ご来院をお待ちしております。
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